なぜ今自家採種か?
消費者は、自分が食べたい時に食べたいものをスーパーで買うのが日常になっていて形が綺麗で虫食い等がない野菜を選択している。農家は消費者のニーズに応えるために、農薬化学肥料を多用する。自家採種では選抜が難しく均一な商品を作るのが困難なので均一なものが作れる品種の種を選び毎回種苗会社から種を買うようになる。
種苗会社は、農家のニーズに応えるために、一代交配種(F1)を開発する。一代交配種では、両親の優性形質が均一に現れるので、均一な商品を売りたい農家には好都合である。F1から自家採取しても形質がバラバラになってしまう。よって農家は種苗会社から種を買うようになる。消費者のニーズに農家が対応し、農家のニーズに種苗会社が対応する悪い循環が繰り返された結果、市販されている種子のほとんどがF1となってしまった。そのF1も現在では農家の自家採種を難しくする雄性不稔が主流になりつつある。
なぜいま自家採取か?
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